イラレ初心者必見! ワークスペースと各部名称 illustrator CC 使い方

イラレ ワークスペースとは? 各部名称を解説します!

PCのソフトはどんどん多機能になってきています。
どこにどのような機能があるかということを全て覚えるのは大変ですね。

あなたは例えば「イラレで回転させたい」などと考えて、検索するかもしれません。
回転なら回転ツールと直接的な名前のツールがありますが、やりたい事とツール名が一致しないモノも多いです。

ツール名がわからないと調べようがない、というのは問題ですよね。
かといって、全部のツール名を覚えるなどということは苦行でしかありません。

でも、どこにどのような傾向の機能があるかわかればかなり楽になるハズです。
今回はそのヒントになるIllustratorのワークスペースと画面各部の名称を解説します。

おはようございます!
デザイン講師ブロガーのセッジです!
illustratorに限らないことですが、PCのソフトはツールや機能が多くて覚えるのが大変ですね。

ソフトはバージョンアップを重ねるごとに機能が増えていきます。

開発しているAdobe社としても「どうしたらツールを覚えてもらえるか」「どこに何を置いたらわかりやすいか」ということは苦心しているようです。

illustratorもバージョンを重ねてツールや機能はどっさり状態です。
でも全部覚える必要はありません

私もふだんは全体の半分以下の機能しか使っていません。
ただ、だいたいどこに何があるか、というのは把握しておく必要があります。

illustratorCC2017のワークスペース

ワークスペースとは作業空間といった意味になります。
絵を描く作業空間ということでアトリエを例にだしてみましょう。

アトリエには何があるでしょうか?
絵の具や筆、キャンバス、そういったものが配置されていますね。
そこで画家は、それぞれどこに何があるかを無意識に把握した上で制作を行っています。

PCでの作業も同じです!
画面全体が一つのアトリエで、キャンバスがあり、絵の具や筆などの道具がある。
現実のアトリエをPCの画面の中に置き換えたものがワークスペースなのです!

それでは上から順にワークスペースの構成を見ていきましょう。
メニューバー、コントロールパネル、その下左がツールパレット、中央がアートボード、右が各種パレットになります。
  • メニューバーはファイルを開いたりコピーしたりといった基本から、効果をかけるという高度なものまでのコマンドを選択して使用します。 
  • コントロールパネルは選択した図などの線の太さ、文字の種類・大きさなどを設定します。 
  • ツールパレットはIllustratorで絵を描いたり、文字を作成したりなど、一番最初になにかを作成するためのツールや、回転・拡大縮小など加工するツールなどが集められています。 
  • アートボードは画板という意味ですね。絵を描くための画面。 
  • 右側の各種パレットはカラー設定、ブラシ(筆の形)、アピアランス(効果の設定)、グラデーション、レイヤー(階層構造)など、よく使う可能性があるパネルが配置されています。
illustratorの初期設定ワークスペース
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illustratorCC2017のツールパネル

おそらくあなたがもっとも利用することになるツールパネルについて解説します。

最近のPCはかなり画面の解像度が高くなっていますので、標準ではツールパレットは縦一列になっています。

ただ、ノートPCなど画面の解像度が低かったり、面積が狭いPCを使用する場合はパレットの下の方が切れてしまいます。

その場合はパレット右上の早送り・巻き戻しのようなボタンをクリックすることで切り替えることが出来ます。

また、それぞれのボタンの説明を隣に置いておきますが実はこれで全てではなく、長押しすることで同じ傾向の別のツールに切り替えることができます。

Ai_toolBar
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必要最小限的にまとめていますが、それでも結構多くて大変かもしれませんね!
また、ソフトを使っていると1年に1回はお勉強する時期が発生します。それは…

illustratorCC2018ワークスペースとツールパレット

2017年10月、Adobeファミリーのソフトウェアが一斉にCC2018にアップグレードしました。

当ブログでも2018年度からCC2018に切り替えております。

illustratorの場合は、ワークスペースをエセンシャルクラシックにすることで、これまでの初期設定に相当する操作が可能です。

2018年3月リリースにより、エセンシャルクラシックという名称が廃止されました。
現在の名称は初期設定(クラシック)となっています。

illustratorCC2018の最大の特徴は、これまでコントロールパネルやメニューを開いて行っていた操作をまとめた、プロパティパネルというものが右側に追加されたことです。

これにより、全てではありませんが、コントロールパネルを操作したり、メニューを開かなくても操作が可能になった機能もあります。
これにより、マウスの移動が最小限で済むようになっています。

※ただし、当ブログでは旧バージョンと操作法を統一するため、これまで通りコントロールパネルやメニューも使用していきます。

右側各種パネルについては、引出線+文字を入れる場所がなくなってしまったので、使用頻度が高いものだけご紹介しています。

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ツールパレットについては実はほとんど変わっていません。

自由変形ツールのグループに、パペットワープが追加されたくらいです。

そのため、新しく覚えるツールというものはさほど多くないので、比較的スムーズに最新バージョンに移行できるでしょう。
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最後に

今回はillustrator CC 2017と、最新バージョンの2018のワークスペースを解説いたしました。

illustratorもバージョンがあがるごとに機能が増えていったので、全部把握するのは本当に大変です。

ですので、最初に書きましたように全て覚える必要はありません。

ツールは左側のツールパレットに、図形や文字などのコントロールは上に、
見かけを変えたり、階層構造に分けたり、といったちょっと高度な機能は右側に、

といった具合に、使用する傾向ごとに分けられている、と考えると良いでしょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は覚えておくとIllustratorの操作がとてもラクになるキーボードショートカットについて解説します!
引き続きよろしくお願いします!






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