本来私は口下手な人間だと自己評価しています。
久しぶりに会った友人などには「今は講師をしている」というと驚かれることがあります。友人も私が口下手だと認識しているからです。
「え?あんなに人前で話すのが苦手だったセッジが先生やってんの?」
という具合ですね(笑)
美術系の人は概ね、感情・感覚的に物事を語ることが多いです。
しかし、それではうまく説明することはできません。
なぜかといえば、人に説明するにはデザイン思考、つまり「理論」が必要だからです。
今回ご紹介する書籍書籍「ゼロからはじめるデザイン」は、個人差になりがちな感覚的なものを理論化した、デザインの思考方法に迫る本です。
久しぶりに会った友人などには「今は講師をしている」というと驚かれることがあります。友人も私が口下手だと認識しているからです。
「え?あんなに人前で話すのが苦手だったセッジが先生やってんの?」
という具合ですね(笑)
美術系の人は概ね、感情・感覚的に物事を語ることが多いです。
しかし、それではうまく説明することはできません。
なぜかといえば、人に説明するにはデザイン思考、つまり「理論」が必要だからです。
今回ご紹介する書籍書籍「ゼロからはじめるデザイン」は、個人差になりがちな感覚的なものを理論化した、デザインの思考方法に迫る本です。
おはようございます!セッジです!
今回ご紹介する本は、あまりテクニック的なものは期待しない方が良いと思います。
実はデザインは「作る前」の段階が重要です。
「デザインの本質」のようなものなのですが、これについて解説している本です!
今回ご紹介する本は、あまりテクニック的なものは期待しない方が良いと思います。
実はデザインは「作る前」の段階が重要です。
「デザインの本質」のようなものなのですが、これについて解説している本です!
【この記事は2018年6月26日に更新されました】
感覚を説明するということ
おおむね美術系の人は私も含めて、制作物に対して以下のような言い回しをすることが多いと考えられます。
「こういう感じが良いね」
とか、
「ここをこう…チョイ気持ち右に動かすと良くなると思うんだよね!」
といった非常に感覚的な説明をされる方が一定数います(笑)。
「こういう感じが良いね」
とか、
「ここをこう…チョイ気持ち右に動かすと良くなると思うんだよね!」
といった非常に感覚的な説明をされる方が一定数います(笑)。
映像系の人だとさらに
「ここでこうグワッっと来て、シャキーンとなると良いんだよね!」
なんて擬音で説明されることもあります。
誇張表現でなく本当にそういう人がいます(笑)(もちろん論理的な人もいます。)
印象・感情に基いて経験を積んでいくことは悪いことではありません。
ただ、美術の世界に長く身を置いた人は理解できることであっても、
そうでない人には「同じ様に感じたという経験」がありません。
人に説明する・指示するとなると「自分が良いと思うから良いんだよ」では通じません。
なぜそれが良いのかという具体的な裏付けが必要です。
自分が感覚的に経験したことを人に伝えるためには、論理的に説明する必要があります。
「ここでこうグワッっと来て、シャキーンとなると良いんだよね!」
なんて擬音で説明されることもあります。
誇張表現でなく本当にそういう人がいます(笑)(もちろん論理的な人もいます。)
印象・感情に基いて経験を積んでいくことは悪いことではありません。
ただ、美術の世界に長く身を置いた人は理解できることであっても、
そうでない人には「同じ様に感じたという経験」がありません。
人に説明する・指示するとなると「自分が良いと思うから良いんだよ」では通じません。
なぜそれが良いのかという具体的な裏付けが必要です。
自分が感覚的に経験したことを人に伝えるためには、論理的に説明する必要があります。
理論派デザイナー
論理的に説明するには理論が必要です。
たとえば、私自身が持っているモノは経験で身についてきたものです。
これらは割りと「この様に感じた」という印象・感情に基づきます。
もともと論理思考力のある人ならそこから理論化・体系化して行くことができるのかと思いますが、私の場合はなかなかそうは行きません。
経験はあってもその経験を理論化するための知識が足りていないのでしょう。
このように「どう説明すると判りやすいのか」ということは悩ましい問題であります。
そんな中あるWebTVを見ていたところ、北村崇さんというデザイナーの存在を知ります。
極力美術系の人がやってしまいがちなあいまいな表現を避け、「こうするとなぜこの様に感じるのか」ということの答えに近いものを説明されていました。
※「答えに近いもの」という言い方もあいまいな表現ですが、美術に100点の正解は無いのです。
1時間ほどの番組だったかと思いますが、本で読む1時間と、映像として伝える1時間では圧倒的に後者は情報量でおとります。
したがって番組で紹介されたことは一部だろうと思い、最後に本が出版されているということを知り即購入を決めました。
たとえば、私自身が持っているモノは経験で身についてきたものです。
これらは割りと「この様に感じた」という印象・感情に基づきます。
もともと論理思考力のある人ならそこから理論化・体系化して行くことができるのかと思いますが、私の場合はなかなかそうは行きません。
経験はあってもその経験を理論化するための知識が足りていないのでしょう。
このように「どう説明すると判りやすいのか」ということは悩ましい問題であります。
そんな中あるWebTVを見ていたところ、北村崇さんというデザイナーの存在を知ります。
極力美術系の人がやってしまいがちなあいまいな表現を避け、「こうするとなぜこの様に感じるのか」ということの答えに近いものを説明されていました。
※「答えに近いもの」という言い方もあいまいな表現ですが、美術に100点の正解は無いのです。
1時間ほどの番組だったかと思いますが、本で読む1時間と、映像として伝える1時間では圧倒的に後者は情報量でおとります。
したがって番組で紹介されたことは一部だろうと思い、最後に本が出版されているということを知り即購入を決めました。
まさに「ゼロからはじめるデザイン」
実際に読んでみたところ、やはり番組で語られていた事はほんの一部でした。
まず感覚の部分では、図や写真を用いて「こうすると良くなる具体例」を紹介します。
つぎに「なぜそれを見て人はこの様に感じるのか」といったこと、「人に見せる上でルールを作り誘導する方法」などの理論を展開していく形式です。
感覚と理論を結び付けていくので、もしあなたがデザイン関係者でなかったとしても理解がしやすいと思います。
そもそも驚きだったのが、著者でありグラフィックデザイナーである北村さんは美術系の大学や専門学校の出身ではないのです。
ご友人の影響でデザインに興味を持ち、デザイン業界に入るために独学で勉強されたとのことです。
それはかなり大変だっただろうと想像します。
そんな北村さんが独学や実践で知ったことを、今度はデザイン業界を目指す初心者の人へと還元しようと考えたことがこの本を執筆するに至った経緯とのことです。
まさに「ゼロから」実践で学んだことをまとめた本なのですね。
この本は「デザインというものに触れたことがない人」を特に対象として書かれていますので、その「なぜこうするのか」ということを説明してくれています。
一番大きなところで感じたのは、
これからデザインの勉強を始める学生さんや、
デザインとは関係ない生活をしてきたけれど仕事で関わる様になった方、
そして私のようになんとなくでやってきたタイプにぜひ手に取っていただきたい、そんな本になっております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
まず感覚の部分では、図や写真を用いて「こうすると良くなる具体例」を紹介します。
つぎに「なぜそれを見て人はこの様に感じるのか」といったこと、「人に見せる上でルールを作り誘導する方法」などの理論を展開していく形式です。
感覚と理論を結び付けていくので、もしあなたがデザイン関係者でなかったとしても理解がしやすいと思います。
そもそも驚きだったのが、著者でありグラフィックデザイナーである北村さんは美術系の大学や専門学校の出身ではないのです。
ご友人の影響でデザインに興味を持ち、デザイン業界に入るために独学で勉強されたとのことです。
それはかなり大変だっただろうと想像します。
そんな北村さんが独学や実践で知ったことを、今度はデザイン業界を目指す初心者の人へと還元しようと考えたことがこの本を執筆するに至った経緯とのことです。
まさに「ゼロから」実践で学んだことをまとめた本なのですね。
この本は「デザインというものに触れたことがない人」を特に対象として書かれていますので、その「なぜこうするのか」ということを説明してくれています。
一番大きなところで感じたのは、
- デザインとは視覚情報を整理するものであること
- 人がモノを見る時、まず習性で見て(読んで)しまうこと
- 人間は色と形に意味を感じるので、それを利用してどのように見せるのか
これからデザインの勉強を始める学生さんや、
デザインとは関係ない生活をしてきたけれど仕事で関わる様になった方、
そして私のようになんとなくでやってきたタイプにぜひ手に取っていただきたい、そんな本になっております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
これからもデザイン理論を探求していきます!
では今回はこの辺で。おつかれさまでした!
では今回はこの辺で。おつかれさまでした!
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