以前、ペンツール、曲線ツール、という2つの曲線を描くツールを解説しました。
これらのツールは「絵を描く」という行為からするとワンクッション置いたような印象がありますよね。
それに対し、鉛筆ツールは「フリーハンドで直感的に」描くためのツールです。
illustratorは「理屈で描くタイプのグラフィックソフト」ですが、ラフなタッチで描くならば、このツールを使うと良いでしょう。
おはようございます!
デザイン講師ブロガーのセッジです!
鉛筆ツールはフリーハンドで描けるので筆運びが大事!
ペンタブレットをお持ちなら使ってみると良いですよ。
デザイン講師ブロガーのセッジです!
鉛筆ツールはフリーハンドで描けるので筆運びが大事!
ペンタブレットをお持ちなら使ってみると良いですよ。
鉛筆ツールはどこにあるの?
長押ししてShaperと鉛筆ツールのパレットとして切り離してみます。
このShaperツールというのはCC2015から搭載された機能です。
せっかくなので、少しだけ解説します。
マウスやペンタブレットで特定の形のジェスチャーを描くと、対応する形に変換されるという機能です。
とりあえず円と正方形を描いてみましたが、他にも三角形や多角形が対応しています。
例えば、以下のような正三角形が2つ重なっている図形を描いたとします。
その境界線の部分をこするようになぞることで一つの形に融合させたり、あるいは除去したりすることができます。
Shaperツールはアイディアを形にしていくのに便利なツールなのです。
鉛筆ツールの使い方
では本題の鉛筆ツールに入ります。
「またハート?」とお思いかもしれません…。
比較するには同じ形状の方が良いので、今回もハートを使います。
今回は下絵のアンカーポイントは全て無視しましょう。
また、ペンツールや曲線ツールのような「ポイントを打ったら次のポイントへ」という考え方も一度忘れ、文字通り鉛筆で描くように曲線をなぞってみて下さい。
このとき始点と終点もピッタリ合わさないで構いません。
これは後ほど解説する連結ツールを使う時にそのほうが都合が良いからです。
鉛筆ツールは設定に従って補正する機能があります。
鉛筆ツールボタンをダブルクリックするとオプションウインドウがでてきます。
精度のスライダーを左に振ると描いた軌跡に最も近くなりますが、ブレも多く拾うことになります。
右に振るとスムーズな曲線になりますが、その代わり細かい線の動きを無視します。
この辺りは何度か試して自分の手の動きに近い状態を見つけていくのが良いでしょう。
スムーズツールで線を整えよう
私が描いた曲線は左上のカーブがちょっと飛び出している感じがあります。そこでスムーズツールを使って補正をかけましょう。
何度かこすっていくうちに補正されていきます。
形を整えたらリフレクトツールを使って反転コピーをかけます。
選択ツールで上下の部分が交差するようにしたら、左右両方共選択しておいてください。
次に連結ツールに切り替えて、交差している部分をこするような感じでドラッグすると、2つの形が結合されて一つの形になっていきます。
最後にパレットでの順番では逆になっていますが、パス消しゴムツールについてもご紹介しておきます。といってもリアルの消しゴムと同じ考え方ですので、消したいパスを選択した状態で、さらにそのパスの消したい部位をなぞるだけです。
この様に、理屈を知らないと描けないと思われがちなIllustratorですが、普通に絵を描く感覚に近いのが鉛筆ツールです。
慣れるまでのつなぎや、逆に少しラフな感じのテイストに仕上げたい、といった場合はこのような方法で作成してみてはいかがでしょうか。
鉛筆ツールは直感的に使えると思います!
慣れるまではこれでいろいろ描いてみると良さそうです!
では今回はこの辺で!また他の記事でもお会いしましょう!
慣れるまではこれでいろいろ描いてみると良さそうです!
では今回はこの辺で!また他の記事でもお会いしましょう!
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