唐突だとは思いますが、
あなたがクリエイターならば、ぜひ年賀状を作るコトをオススメします。
印刷に慣れていないデザイナーやイラストレーターにとっては、
「自分が作る作品が印刷するとどうなるのか」
ということを誰にも怒られずに確かめるコトができる機会でもあります。
今回はそのために必要な、印刷物制作の基本を解説します。
この基本を知り、オリジナル年賀状を作成してみましょう。
年賀状は新年のご挨拶にかかせないアイテムです。
しかし、ネットワークの発達により、今では郵便での年賀状を送る人が少なくなってきている印象があります。
ですが、それでも手の混んだ年賀状を送ってもらったらうれしいものですし、
電子メールでの年賀状では味気ないというか、なんというか、その…
「お年玉付き年賀はがき」にはできないというアレな部分もありますよね(笑)
こんにちは!トラノです!
先輩、我々クリエーターにとって、年賀状ってご挨拶ともう一つ意味がありますよね?
先輩、我々クリエーターにとって、年賀状ってご挨拶ともう一つ意味がありますよね?
おはようございます!
デザイン講師ブロガーのセッジです!
そうなんですよ!我々にとっては営業活動の一貫。自分たちの作品を見てもらえる機会でもあるのです!
デザイン講師ブロガーのセッジです!
そうなんですよ!我々にとっては営業活動の一貫。自分たちの作品を見てもらえる機会でもあるのです!
【この記事は2019年12月27日に更新されました】
印刷物制作の基本-CMYKかRGBか
年賀状といえば、1~100の少数、場合によっては1千~数万という多数を印刷する場合がありますね。
この場合は少ない枚数なら自宅のプリンターでプリントしたり、コンビニプリントを利用するなどで対応できるコトです。
しかし、大量の枚数を印刷するとなると印刷会社さんにお願いをする必要が出てきます。
これからお話するのは、その場合の基本です。
しかし、大量の枚数を印刷するとなると印刷会社さんにお願いをする必要が出てきます。
これからお話するのは、その場合の基本です。
コンビニプリントをする場合、今現在、セブンイレブン系、ファミリーマート&ローソン系という形でマルチコピー機のメーカーは2分されるようです。設定にもよるかもしれませんがセブンイレブンでプリントした場合は原寸でプリントされますが、ファミリーマート&ローソンでは少し縮小される傾向があるようです。
年賀状を作る上でまず考えないといけないのがカラーモードです。
CMYKあるいはRGBのどちらを選択するかは「どのように印刷するか」で決まります。
もしご家庭のプリンターでプリントアウトするのであれば、RGBで良いでしょう。
例えばエプソン、キヤノン、ブラザーなど、有名なメーカーのプリンターはインクはCMYKですが、そこに中間色(ライトシアン、ライトマゼンダ)などが追加されている場合があります。
プリンター(正確にはプリンタードライバー)がそのプリンターにとって一番良い状態でRGBからCMYK+αに変換をかけるので、RGBのままのほうがキレイな事が多いからです。
大量に刷る場合は印刷会社さんにお願いするコトになります。
こういう時はCMYKにしておくのがベストです。
こちらは印刷会社さんによっては、機材がRGB→CMYK変換に対応していないコトが多いのと、RGB→CMYK変換時の責任が持てないということもあるかもしれません。
さすがにこの時代にそれは少ないかもしれませんが、そもそもデジタル入稿に対応していないという可能性も100%無いとは言い切れません。
そこは事前に確認をする必要があります。
グラフィックデザイナーはこのあたりRGBもCMYKも慣れているので対応できますが、大抵のペイントソフトはRGBにしか対応していないので「CMYKにする必要はわかったけどできないよ!」という方もいるでしょう。
以下に紹介する印刷会社のグラフィックさんは、RGBでの入稿も受け付けていますので、こちらでお願いすればその辺りも対応してもらえるでしょう。
一般的な商業印刷の場合CMYKのインクを何度も紙に刷る事でフルカラーに見えるようにしています。重ね刷りということですね。
このためインクのズレを防ぐためのセンタートンボ、仕上がりサイズに周りをカットするためのコーナートンボがあります。
CMYKあるいはRGBのどちらを選択するかは「どのように印刷するか」で決まります。
もしご家庭のプリンターでプリントアウトするのであれば、RGBで良いでしょう。
例えばエプソン、キヤノン、ブラザーなど、有名なメーカーのプリンターはインクはCMYKですが、そこに中間色(ライトシアン、ライトマゼンダ)などが追加されている場合があります。
プリンター(正確にはプリンタードライバー)がそのプリンターにとって一番良い状態でRGBからCMYK+αに変換をかけるので、RGBのままのほうがキレイな事が多いからです。
大量に刷る場合は印刷会社さんにお願いするコトになります。
こういう時はCMYKにしておくのがベストです。
こちらは印刷会社さんによっては、機材がRGB→CMYK変換に対応していないコトが多いのと、RGB→CMYK変換時の責任が持てないということもあるかもしれません。
さすがにこの時代にそれは少ないかもしれませんが、そもそもデジタル入稿に対応していないという可能性も100%無いとは言い切れません。
そこは事前に確認をする必要があります。
グラフィックデザイナーはこのあたりRGBもCMYKも慣れているので対応できますが、大抵のペイントソフトはRGBにしか対応していないので「CMYKにする必要はわかったけどできないよ!」という方もいるでしょう。
以下に紹介する印刷会社のグラフィックさんは、RGBでの入稿も受け付けていますので、こちらでお願いすればその辺りも対応してもらえるでしょう。
印刷物制作の基本-トンボ
こちらは印刷会社さんにお願いする場合と、自宅でプリントする場合に一般のハガキ用紙ではなく、特殊な紙に刷ってあとでカットしたいなどという場合に必要になります。一般的な商業印刷の場合CMYKのインクを何度も紙に刷る事でフルカラーに見えるようにしています。重ね刷りということですね。
このためインクのズレを防ぐためのセンタートンボ、仕上がりサイズに周りをカットするためのコーナートンボがあります。
※トンボというのは日本の印刷業界での呼び方で、海外では「トリムマーク」と呼ばれています。
これらが無いと印刷工程で作業するための目安がなくなってしまいます。
もう少し解説しておきますと、図の緑の枠で囲んだ部分が実際のサイズの領域です。
ここがハガキサイズなのであれば、100mmX148mmになります。
赤い枠で囲んだ部分は印刷原稿として必要な領域です。
もう少し解説しておきますと、図の緑の枠で囲んだ部分が実際のサイズの領域です。
ここがハガキサイズなのであれば、100mmX148mmになります。
赤い枠で囲んだ部分は印刷原稿として必要な領域です。
ここまで写真やイラスト、色面などを用意しないと印刷して仕上げのカットをしたときに紙の地の色が1mmだけズレてしまう、といったコトがあります。
ズレを起こさず正確にカットするというのは難しいですし、特に大量に印刷する場合はもっとズレが大きくなることもあるため、この領域まで作る必要があるのです。
この領域は実際のサイズよりも上下左右に3mmずつ広げたサイズになりますので、ハガキの場合ですと106mmX154mmになります。
こういう実際のサイズよりも大きく作っておくことを塗り足し、あるいはドブと呼びます。
ズレを起こさず正確にカットするというのは難しいですし、特に大量に印刷する場合はもっとズレが大きくなることもあるため、この領域まで作る必要があるのです。
この領域は実際のサイズよりも上下左右に3mmずつ広げたサイズになりますので、ハガキの場合ですと106mmX154mmになります。
こういう実際のサイズよりも大きく作っておくことを塗り足し、あるいはドブと呼びます。
illustratorでトンボを作成するのは簡単で、まずA4などの用紙の中にハガキサイズの長方形を描き、それを選択したまま、オブジェクトメニュー→トリムマークを作成を実行するだけです。
これによりセンタートンボとコーナートンボ、3mmの塗り足しなど、日本の印刷工程にとって重要な要素を用意できるのです。
年賀状デザイン 印刷の基本:まとめ
今回は印刷の基本について解説しました。ご自分のプリンターなどを使用して作っていくのであれば、
言わば「プリントできてしまえば良い」なのですが、ここに印刷会社といった第三者が絡んでくると話は変わってきてしまいます。
ここで解説したのは印刷の基本の一部でしかありません。
しかし、これらを踏まえているだけでスムーズに印刷できますので、外注する場合はぜひこのあたりの設定をお願いします。(もちろん印刷会社さんとの打ち合わせは必要です)
年賀状デザインは、予想していたよりも情報量が多くなったので、数回に分けてご紹介していきます!
引き続きよろしくお願いしますネ!
▼続きはこちら
Adobe illustratorによる年賀状デザイン レイアウト編
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