前回の星座線の描き方に引き続きまして、今回はみずがめ座(水瓶座)の星座絵の描き方になります。
おはようございます!
ボクは星座の絵を描くにあたり、ボーデの古星図を参考にしています。
ボクは星座の絵を描くにあたり、ボーデの古星図を参考にしています。
ヨハン・エレルト・ボーデ(1747年1月19日 - 1826年11月23日)という18世紀のドイツの天文学者が作成した星図ですね。
みずがめ座の神話に登場するガニュメデスは「女性とも見間違われる程の美少年」だったということなのですが、古星図はなんというか…がっちりしすぎている印象がありますので(^_^;)、当ブログでは中性的な体型にいたしました。
また、左手が何かをつかんでいますがこれが何なのかが不明です。
多くの星座絵ではちぎれた布を持っているようなのですが、ボーデの古星図では腰布と色が同じだったため、おそらくとなりのやぎ座の尾で腰布から手に向かって伸びている部分が隠れているのだろうと解釈し、腰布とつなげて表現しています。
ボーデの星図を引用できたらよかったのですが、検索したところどこから持ってきたのか不明なものばかりだったため、星の手帖社のボーデ古星図絵はがきセットをご紹介します。
アンティークで美しい星座絵ですので、ぜひご覧になってみてください。
ボーデの星図を引用できたらよかったのですが、検索したところどこから持ってきたのか不明なものばかりだったため、星の手帖社のボーデ古星図絵はがきセットをご紹介します。
アンティークで美しい星座絵ですので、ぜひご覧になってみてください。
やぎ座のときと同じく、ブロックに分けて描いてきます。
今回は一番奥にあると思われるみずがめから描いていきます。
みずがめレイヤーを作成して、輪郭から描き、その上に模様、持ち手、注ぎ口の順で曲線ツールで描いていきます。
下図のアンカーポイントを参考にしてみてください。
下図のアンカーポイントを参考にしてみてください。
注意点としては、注ぎ口と模様は外側にはみ出すように描く、持ち手はガニュメデスの手を気にせず描く、くらいです。
みずがめが描けたら、流れ出る水も描いておきましょう。
みずがめが描けたら、流れ出る水も描いておきましょう。
みずがめと水が描けたら、これらを選択してライブペイントで一旦適当な色をつけ、はみ出た線と、水の中に入り込んでいるみずがめの口の線を、ライブペイント選択ツールで消しておきます。
胴体と両脚の作成
首と胴体、両脚を描いていきましょう。みずがめレイヤーは隠し、胴体レイヤーを作成して首から描き始めますが、顔と重なる部分は一旦食い込むように描いておきます。
銅の腰布と重なる部分は、腰布を描いたあとに重なった部分を消してしまいますので、こちらも食い込むように描いていきます。
腰布の作成
(胴体レイヤーは隠して)腰布レイヤーを作成し腰布を描いていきましょう。まずは腰まわりから描き、それから左手の方に向かう帯を描きます。
手でつかんでいる帯部分は、まずは腰布から少し離れた部分から描き始め、手のことは気にせずそのまま最後まで描ききります。
こちらも手を描いたときに調整します。
レイヤーの統合の方法
胴体+両脚、腰布ができたところで、一度レイヤーの統合を行っておきましょう。この後何度かレイヤーの統合を行いますが、ここでのやり方と同じ方法になります。
まずは隠しておいた胴体レイヤーを表示します。
次に統合したいレイヤー、今回ですと腰布と胴体レイヤーをShift+クリックで両方選択しておきます。
この状態で、レイヤーパネルの右上のレイヤーメニューから選択レイヤーを統合を実行しますと、一つのレイヤーに統合されます。
つづいてライブペイントでみずがめとおなじく、一度適当な色で全て塗りつぶした後、ライブペイント選択ツールで下図でマーキングした部分を選択し、余分な線を削除しておきます。
一度塗りをなしにして、腰布、帯のシワを描いておきましょう。
帯のシワについては布の輪郭に影響がありますので、一旦最後の点を外して描き、その後移動して帯の輪郭に接するように移動します。
両腕の作成
同じ言葉を繰り返していて申し訳ないのですが(^_^;)、腕レイヤーを作成して、これも胴体の上に食い込むように描いていきます。細かいところでは右手親指と、人差し指~小指に当たるミトン状にしている部分、左手の同様の部分を、それぞれみずがめ持ち手、腰布の帯、に被るように描いておきましょう。
つぎに、腕レイヤーと胴体レイヤーを統合し、ライブペイントにしたいのですが、この場合はライブペイントツールでは一つのライブペイントオブジェクトにすることができません。
胴体と両腕を選択して、オブジェクトメニュー→ライブペイント→結合を実行しますと、一つのライブペイントオブジェクトにすることができます。
そうしましたら、下図を参考にして、余分な線をライブペイント選択ツールと、パス消しゴムツールを使って削除してください。
一部残ってしまうことがありますが、その場合はダイレクト選択ツールなどで、削除・修正をします。
頭と手の作成
最後の2つのブロックです。頭レイヤーを作成して、まず髪の毛から描いていきましょう。
髪の毛が描けたら顔のラインを描いていきます。
頭のブロックができましたら、頭と胴体レイヤーと統合し、ライブペイント→結合を実行して以下のように余分な線を削除してください。
つづいて、両手を描きましょう。
※一旦下絵以外のレイヤーを非表示にして、両手レイヤーを作成しています。
親指は拇指球(親指の付け根の膨らんだ部分)も含めて描き、人差し指~薬指に当たる部分はミトン状のデザインにしています。
全てのレイヤーを表示・統合し、今回作成した手とこれまでに作った全体をライブペイントオブジェクトとして結合して、下図を参考に余分な線を消去してください。
※手の部分はこれまでに比べると小さく細かいので、線幅を細めております。
これでみずがめ座全体ができましたので、統合されたレイヤーは「星座絵」という名前にしておきましょう。
やぎ座のときと同様、星座絵の線色をシアン系にして、効果メニュー→スタイライズ→光彩(外側)で線色と同色に光らせ、みずがめ座の星座線を乗せたものが以下になります。
やぎ座のときと同様、星座絵の線色をシアン系にして、効果メニュー→スタイライズ→光彩(外側)で線色と同色に光らせ、みずがめ座の星座線を乗せたものが以下になります。
まとめ
みずがめ座のしめくくりとして、星座絵の描き方をご紹介いたしました。
ボーデの星図や、多くの星座絵ですと、流れる水の先に魚の絵があることが多いのですが、これは「みなみのうお座」という別の星座の絵がくっついている、流れ出た水が魚まで流れているということだそうなのですが、別の星座になってしまうので、当ブログではみずがめ座のみに絞らせていただきました。
さて、星座シリーズ次回はうお座になりますが、描き方そのものはだいたいやり方が固まってきた印象もありますので、次回以降は星座線のみご紹介して、星座絵は下絵のみ公開する方向にしようと考えております。
今後ともよろしくおねがいいたします。
ボーデの星図や、多くの星座絵ですと、流れる水の先に魚の絵があることが多いのですが、これは「みなみのうお座」という別の星座の絵がくっついている、流れ出た水が魚まで流れているということだそうなのですが、別の星座になってしまうので、当ブログではみずがめ座のみに絞らせていただきました。
さて、星座シリーズ次回はうお座になりますが、描き方そのものはだいたいやり方が固まってきた印象もありますので、次回以降は星座線のみご紹介して、星座絵は下絵のみ公開する方向にしようと考えております。
今後ともよろしくおねがいいたします。
では今回はこの辺で。
おつかれさまでした!
おつかれさまでした!
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イラストレーター講座の中で星座に特化しているのが、
《Tales of Zodiac「星物語」》です。
講座としましては、主に星座マークと星座線の描き方を解説しています。
イラストレーター形式のイラスト素材としても販売しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。
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