私=セッジは、出版・印刷業界、映像業界、少しだけゲームやWeb業界にも関わってきた経験があります。
ストレートに言えば広く浅い経験ですが、それでも未経験の人にとってはいろいろ見てきたことは大きいようで、しばしば相談されることがあります。
普段、専門学校の生徒たちには直接なにが必要かを話していますが、そうでない場合はなかなか知ることが無いようです。
先日クリエイティブ職を目指そうと考えている高校生とお話する機会がありました。
しかし、その子はこういう業界で求められるスキルについて、ほとんど知らないと言っていました。
おはようございます!
デザイン講師ブロガーのセッジです!
今回はネットで知り合った友人から相談されたことがきっかけになってます!
デザイン講師ブロガーのセッジです!
今回はネットで知り合った友人から相談されたことがきっかけになってます!
その友人は、現在デザインなどクリエイティブ職とは関係のないお仕事をしていますが、ネットで活動をするうちにモノ作りの楽しさを覚え、実際に仕事にできないか考え始めたとのことです。
私はデザイナーになりたいと思っているのですが、どういったことを覚えれば良いですか?
デザイナーになりたいなら覚えることはたくさんありますが、道具の使い方を知るコトも必要だと思います。
ということで、今回はデザインに必要な道具=ソフトについてお話します!
ということで、今回はデザインに必要な道具=ソフトについてお話します!
デザイナー必須のソフトとは?
デザイナーは本来さまざまな分野において実用的になるように考慮して設計することが仕事です。たとえば私が属するグラフィック領域で言えば「見やすさ・わかりやすさ」を本質として考え、その上で「美しさ」という表現を加えます。
このデザインの成果物(印刷物や画像など)を作るには「道具=グラフィックソフトの使い方」を覚える必要があります。
グラフィックソフトには無料・有料のモノがあります。
趣味であれば何を使っても良いと思っています。
しかし、これがお金をいただく専門家なのであれば話は違います。
例えばポスターを作るとしたら印刷会社で印刷をする必要があります。
この場合、家庭用プリンターで印刷するのとは違い、印刷業界の仕様にしたがったデータを作成して出稿する必要があります。
少し具体的に言うと、多くのグラフィックソフトは「ビットマップ」という表示形式を採用しています。
これはイラストや写真にはとても向いていますが、文字やマーク、図形などのように輪郭がシャープで無くてはならないものには不向きです。
こういったものには「ベクター」という表示形式が必要になります。
また、同じく多くのグラフィックソフトはRGBというカラーモードを使用しています。
RGBは光を直接見る画面には向いていますが、反射した光を見る印刷物には向いていません。
印刷物に対応したカラーモードはCMYKで、それぞれがインクの色を表しています。
このようなビットマップにもベクターにも対応し、
RGB・CMYKどちらのモードでも直接色を着色出来るソフトがあります。
これがデファクトスタンダード(事実上の標準)と言われる、
アドビシステムズ社のイラストレーターとフォトショップなのです。
トラノです!こんにちは!
ちなみに先輩が学生の時はデジタルデザインはまだ主流じゃなかったので、製図ペンや画材などの扱い方を教わってました!
ちなみに先輩が学生の時はデジタルデザインはまだ主流じゃなかったので、製図ペンや画材などの扱い方を教わってました!
こういうアナログの道具の習得は長い時間を必要としますし、これが苦手で脱落してしまった友人もいましたねー
アドビ イラストレーターとは?
アドビ創立時の目的は「出版・印刷物制作の自動化」でした。現在は当たり前になっている出版・印刷技術であるDTP(デスクトップパブリッシング)の大元を作ったのがアドビシステムズという企業なのです。
出版や印刷に限らず文字や図形は大事ですが、アドビはPostScriptというどれだけ拡大してもギザギザが出ない文字や図形が作れる技術を開発しました。
このPostScriptでの図形やフォントを作成するために開発したアドビ社内用グラフィックソフトを製品化したのが Adobe illustrator です。
名前が「イラストレーター」だけに「イラストを描く専用ソフト」のように思われるかもしれません。
しかし、かなり正確に図を描けることから、イラストだけでなく、製図を描いたり、文字組にも強いのでデザイン全般的に愛用されています。
操作が独特なため、感覚派の人には敬遠されることがありますが、難しく感じるのは最初だけだと断言できます。
絵を描くにはスキルが必要です。
対象を観察(インプット)→脳内で再構成→描く(アウトプット)というプロセスですが、実は脳内で再構成できる人は結構います。
しかし、アウトプットするには手や腕の動きの精密さ、いわゆる「筆運び」が重要で、これができない人が多いのです。
イラストレーターは「理論的に描く」というタイプのソフトです。
したがって、仕組みさえ理解できてしまえば「筆運び」ができなくても絵が描けるようになります。
実際私が教えていますと「自分は絵が描けない」と思っていた人が、イラストレーターを使うとわかりやすい図や絵が描けるようになり、本人が一番驚いているのをよく見かけます。
アドビ フォトショップとは?
トーマス・ノール(現:アドビフェロー)とジョン・ノール(現:ILMVFXスーパーバイザー)というCGの世界では有名な兄弟がいます。ILMでモーションコントロールカメラを担当していた弟ジョンが「VFXの未来はCGにある」と考え、兄トーマスに相談したことがきっかけで、画像を表示させるソフトウェアDisplayが誕生します。
このソフトに興味をもったアドビシステムズにより Adobe Photoshop として製品化され、イラストレーターにつづいて発売されました。
ベクターに特化したイラストレーターに対して、フォトショップはビットマップに特化したコンセプトのグラフィックソフトです。
ILMとは?
インダストリアルライトアンドマジック。
ジョージ・ルーカスがスターウォーズを生み出すために起したVFX専門企業。
現在はウォルトディズニー傘下
フォトショップの生みの親の1人ジョンがILMに所属するため、VFX映画とフォトショップは密接にかかわっており、初めてフォトショップが映画に使われたのが「ABYSS」だといわれている。
ジョージ・ルーカスがスターウォーズを生み出すために起したVFX専門企業。
現在はウォルトディズニー傘下
フォトショップの生みの親の1人ジョンがILMに所属するため、VFX映画とフォトショップは密接にかかわっており、初めてフォトショップが映画に使われたのが「ABYSS」だといわれている。
ビットマップという性質上、イラストレーターと比較すると正確性には劣ります。
ただし、理論上は最大数兆色まで使うことができるので、写真や水彩画、油彩画のように微妙に変化する画像にとても向いています。
※一般的なPCモニターは最大1677万色
フォトショップ登場以前、例えば写真に写ってしまったよけいなモノ、たとえば電線であったり、他社製品だったりなど、こういったものを削除したり、加工したりする場合には、1000万円もするような画像処理システムを使う必要がありました。
その1000万のシステムと同等のことがパソコンでできてしまう、ということでフォトショップは写真やデザイン、出版・印刷業界で大変話題になりました。
今現在のフォトショップはその1000万のシステムですらできなかったレベルに到達していて、それこそ電線消しのようなことは人工知能=Adobe Senseiによりほぼ自動的にできるようになっています。
採用条件に含まれる2つのソフト
イラストレーターとフォトショップの2つのソフトを組み合わせることで、最強のグラフィックソフトになります。冒頭にも書いたように、デファクトスタンダードのソフトです。
したがって、これらが使えることがクリエイティブ系企業の採用条件にもなっていますので、ぜひ覚えて頂きたいソフトです。
私は冒頭に書いたように、デザイン・出版・印刷・映像・Web・ゲームに関わってきましたが、イラストレーターやフォトショップを使用しない企業を見たことがありません。
また、デザイン系の求人などを調べてもほぼ100%といえる状態で、イラストレーターとフォトショップの使用経験が条件として書かれています。
しかし、現在就職活動をしている人の中には「自分の使いたい・使いやすいソフト」を優先したため、イラストレーターやフォトショップのスキルについて自己評価が低い場合があります。
以下の図は私が実際にみた、ある就活生のスキル自己評価です。
CSPとは、クリップスタジオペイントという若年層に絶大な人気のソフトです。
このソフトのスキルは高いのですが、イラストレーターやフォトショップのスキルが低いという状態になっていました。
もちろん絵を描く上で機能的な意味では、どれを使ってもそう変わりはありません。
しかし、業界的には「納品時は、イラストレーターまたはフォトショップ形式で」と指定してくる場合が多いのです。
そしてもし、これらの形式を指定されなかったとしても、
「CMYKで入稿(納品)して欲しい」
と依頼があった場合は、実質的にはAdobe系ソフトの使用を指定されたのと同じコトになります。
そのため、これらのソフトが使えないというと難色を示される可能性があります。
もちろんこういうソフトが使えれば、即デザイナーやクリエイターになれるわけではありません。
しかし何かを作りだすためには「道具の使い方を知る」というのは基本です。
それこそ例えば美術の基本中の基本である、デッサン。
初心者がまず最初にやることって何かご存知ですか?
鉛筆デッサンなら、まず鉛筆の削り方、線で描くのではなく面の塗り方。
こういったところから始まるのです。
道具=ソフトが使いこなせてこそ、見えてくるモノがあります。
すばらしいアイディアがあっても、それをアウトプットするスキルがなければ、だれにもあなたの表現したいものを見せることはできないのですから。
当ブログ主=セッジは10数年の専門学校講師経験があります。
教えてきた生徒は合計1000人を超えています。
その講師経験から作ったのが、
「ゼロから学ぶイラストレーター&フォトショップ初心者講座」
note(クリエイターが自分の商品を販売できるサイト)にて、
全6動画セットの2980円のエコノミープラン、さらに60分のリアルタイム講習を付けた6980円のスタンダードプランもありますのでご検討ください。
もし詳しく知りたいということでしたら、以下をご参照ください。
そして、もし、今あなたが、イラストレーターやフォトショップ、あるいは全部セットになっているAdobe Creative Cloudのご購入を検討されているようなら、次の記事もご覧ください。
当ブログ経由で購入された方向にこの有料動画講座をプレゼントします。
しかし、業界的には「納品時は、イラストレーターまたはフォトショップ形式で」と指定してくる場合が多いのです。
そしてもし、これらの形式を指定されなかったとしても、
「CMYKで入稿(納品)して欲しい」
と依頼があった場合は、実質的にはAdobe系ソフトの使用を指定されたのと同じコトになります。
そのため、これらのソフトが使えないというと難色を示される可能性があります。
もちろんこういうソフトが使えれば、即デザイナーやクリエイターになれるわけではありません。
しかし何かを作りだすためには「道具の使い方を知る」というのは基本です。
それこそ例えば美術の基本中の基本である、デッサン。
初心者がまず最初にやることって何かご存知ですか?
鉛筆デッサンなら、まず鉛筆の削り方、線で描くのではなく面の塗り方。
こういったところから始まるのです。
道具=ソフトが使いこなせてこそ、見えてくるモノがあります。
すばらしいアイディアがあっても、それをアウトプットするスキルがなければ、だれにもあなたの表現したいものを見せることはできないのですから。
よくわかりました。
でも…こういうソフトって難しいですよね。
このブログでも説明してくれてますけど、文章と静止画だとちょっとわからなくて…。
でも…こういうソフトって難しいですよね。
このブログでも説明してくれてますけど、文章と静止画だとちょっとわからなくて…。
なるほど!
いわゆる「教えてくれる人がいない」問題ですね。
でしたら僭越ですが、ボクが教えましょうか?
実は先日、動画講座の販売を始めたんです。
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デザインやクリエイティブ系の職業を目指すなら、イラストレーターとフォトショップを覚える必要があります!
今回はこの2つのソフトをこれから購入する初心者さんへの応援キャンペーンをご紹介します!
デザインなど、クリエイティブ系職種に進むなら、この2つのソフトは不可欠です!
ぜひ覚えていただき、モノづくりの世界で活躍してください!
それでは今回はこの辺で!また他の記事でもお会いしましょう!
ぜひ覚えていただき、モノづくりの世界で活躍してください!
それでは今回はこの辺で!また他の記事でもお会いしましょう!
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