先輩、先日ダチョウ牧場見学に行ってきたそうですね?
うん、行ってきましたよ❗
とあなたもトラノちゃんのように思ったかもしれません。
しかし、ダチョウには食だけでなくデザインとアートが関係していました。
今回はダチョウ牧場見学をレポートしつつ、その関係性についてもご紹介します!
当ブログ主のセッジは、ツイッターにて毎月1回、星座絵をプレゼントしていました。
このプレゼントの目的は以下のようなことがあります。
- 多くの方にご自身の星座を楽しんでもらう
- Adobe Illustratorで描いた絵を見てもらう
やぎ座の星座絵プレゼントをしていたところ、ある方と仲良くなりました。
それが、ダチョウ牧場を運営する、ダチョウさんこと、美里オーストリッチ@ダチョウ牧場さん(@Misato_Ostrich)です。
セッジさん!今度何かお礼させてください!!
あ、でもダチョウ牧場にはとても興味があるので、遊び…見学に行っても良いですか?!
と、このように大変喜んでいただき、今回のダチョウ牧場見学になったのです。
こんな機会はめったにないので家族に話したところ、とても興味を持ったため、家族で行く事にさせて頂きました。
見学当日は雪!?
見学当日の2019年2月9日はあいにくの雪。
私をふくめ東京の人はほとんどスタッドレスを用意していませんので、延期の可能性もありました。
しかし、ギリギリまで様子を見ていたところ、11時頃いったん雪がやんだので「これがチャンス!」と出発することにしました。
当家から約1時間半ほど車を走らせ…
埼玉県は美里町、美里オーストリッチファームに到着です。
さっそくダチョウさんとお会いし、名刺をお渡ししました。
リアルでは始めまして❗なんすかこの名刺❗❓
お渡しするのはダチョウさんが初めてなのですよ(笑)
現在は解散しています。
ということでリアルで対面するのはこの時が初のことなので、お互いの真の姿その他を軽く自己紹介し、メインイベントへ移ります。
ダチョウ牧場見学
ということで、さっそく牧場へ
最初に見せて貰ったのがこの2羽です。
ここで教えて頂いたのがダチョウのオスとメスの見分け方。
羽の色が黒いのがオス、薄茶がメスだそうです。(写真左)
次の個体はアルビノかもしれません。(写真右)
ちょっと不思議なのはこの子はメスなのですが、体の部位にいくつかオスの特徴があるとのこと。
それでも卵を産んでいるのでまちがいなくメスだということですね。
さて、出迎えてくれたのは上記の3羽なのですが「牧場」というからには広い敷地が必要ですよね?
そして飼育の目的としてはお肉や革、卵などを採ること。
となればもっと広いはずですので、大きな範囲で写真を撮ってみました。
見たままですが、このようなにかなり広い敷地の中にダチョウがいっぱいいます。
一番手前にいるオスメスの2羽が、牧場内では一番大きいかも?
クビを上げると2.5mくらいはあるんじゃないでしょうか?
ちょっと下の娘がビビり始めましたが(笑)
エサ上げ体験もさせてもらいました。
こちらのメスは産卵準備の姿勢だそうです。
ニワトリの卵だと朝産むものという認識がありますね
しかし、ダチョウの場合は午後~夕方になるそうです。
産む段階になるとこのようにしゃがみ、周囲をくちばしで突き始めます。
やたら大きいけど、これがダチョウのヒナ?
卵からかえって10ヶ月たったくらいだそうです。
この時期はオスもメスも羽毛の色がほとんど変わらないので、素人目には違いがわかりませんでした。
しかし、やはり専門家であるダチョウさんにはわかるのだそうです❗
見学中に突如、大人のオスが踊り始めました。
ダチョウのダンスです。
これは求愛行動とも、示威行動とも、言われるようです
メスには強いオスであることを示し、他のオスには威嚇をする、そんな行動ですね。
せっかくなので動画をとっておきました。
ダチョウとデザインとアートとの関係性
実はですね…。
以下の写真は抜け落ちていたダチョウの羽根です。
ダチョウが家畜として飼育されるようになった理由は、兜の装飾に羽を使いたかったからなのだそうです。
装飾というキーワードが出てきたら、それはもうデザインとアートの世界です。
じゃあ、店舗の中へどうぞ❗
ということで、一通りダチョウの生態を見て楽しんだ後は牧場に併設された事務所兼店舗へと案内していただきました。
ここではダチョウの肉製品の販売、ダチョウの革、卵のカラを使った製品などが展示・販売されています。
エッグアート作品
さて、ダチョウの卵はニワトリの卵の20~25個分の大きさがあります。
高さは15cm以上、直径は38cm以上あります。
卵のカラというと「割れやすい」というイメージがありますが、ダチョウの卵はとても硬いです。
机の角で叩いた程度では割れません。
それこそトンカチで叩かないとダメとか。
とても丈夫なので、工芸品の素材としても利用ができます。
セッジが注目したのは、エッグアートです。
以下の写真はダチョウさんからお借りしたものです。
ニワトリの卵と同じ様にカラに絵を描くだけでなく、その丈夫さから花瓶の代わり、穴を空けて貯金箱やエッグランプ。
さらには立体的な装飾を施した作品など、とても興味深い作品も制作されています。
ヒナの剥製
あ、でもこれはちょっと成長しちゃった頃かもしれません❗
それでもだいたいこの剥製くらいの大きさのようですね。
卵が大きいこともあり、ヒナの時点でも体長20cmはありそうです。
この剥製は非売品のようですが、こちらも一般的にはあまり知ることの無いサイズ感なので、ダチョウの資料としては貴重かもしれません。
とても良くできている剥製でした。
※ちなみにこちらは美里町に21万円ほどふるさと納税すると譲っていただけるようです。
レザークラフト
ダチョウから作られるものは他にも皮革製品があります。
「オーストリッチレザー」と呼ばれ、とても高級な革の代名詞でもあるとのこと。
以下の写真もダチョウさんからお借りしたものですが、見てください。
牛革などとはまったく印象が異なりますよね?
写真左は体の革、右は足の革です。
これらがまさにオーストリッチレザーの特徴を表しています。
体の方は「クイルマーク」と呼ばれるやや規則的な突起があるのが特徴。
ちなみにこの突起から羽根が生えるそうです。
足の方は、まるで爬虫類の革のような風合いを持つことが特徴です。
美里オーストリッチファームではレザー製品をいくつも扱っておられますが、写真を拝見した中では、長財布の写真がとてもカッコよかったのでお借りしました。
この独特のツブツブ感が、不思議な風合いを醸し出していてオシャレ。
個人的には黒の長財布が気になっています。
食材としてのダチョウ肉
さて、一通り作品や商品を見せていただいたあとは、食材としてのダチョウ肉のお話です。
今回はダチョウ肉のソーセージと、生ハム、フィレ肉を購入させてもらいました。
以前から、ダチョウ肉にはとても興味がありました。
というのも私は父の体質を受け継いでいるのか、血中の脂質が高くなりやすいため、ある時期から牛肉や豚肉を頻繁に食べないように医者から言われています。
(脂質が多いように見えないような体型をしていますが…😅)
ダチョウ肉は低脂肪・高タンパクで栄養が高いので「ベジタブルミート」とも呼ばれ、こういう血中の脂質が高くなりがちな人でも安心して食べられそうです。
トリ肉ではモモ肉やムネ肉など、いろいろ部位があります。
ニワトリよりも遥かに大きいダチョウ。
大きい個体だと3m弱にもなるので、たくさん肉が取れる…と思いきや、実は肉になるのはモモの部分だけとのこと。
また日本の環境にあわないため産まれた卵の1割程度しか成鳥になれず、とても貴重なお肉なのですね。
手に入れられる機会は少ないので、ダチョウへの感謝も込めて実食することにしました。
ということで、ダチョウさんのオススメのとおり軽く表面を焼くだけにしました。
わさび醤油かバルサミコソースがとても合うそうなのですが、我が家は私以外はわさびが苦手なので、バルサミコソースでいただきました。
味的には…なんというんでしょうか?
クセも脂っぽさもない感じ。
見た目もそうですが、食感も牛肉ぽくて、これが鳥類の肉とは思えません。
私は牛肉をたくさん食べると、少し胃がもたれてきてしまうのですが、ダチョウ肉は全然へいきな感じですね。
この時はソーセージも食べましたが、こちらはもっと食べやすくて、辛さのないチョリソーのような感じでした。
牛肉の食感を持ち、トリ肉のヘルシーさを持つ肉、そんな印象でした。
食とデザインとアート
今回はダチョウ牧場見学という、とても貴重な経験のレポートを書かせていただきました。ダチョウは食という意味でも、デザインやアートの素材という意味でも、とても興味深いものと言えるでしょう。
もちろん生き物の生命をいただいているわけですから、感謝した上で何一つ無駄にならないよう様々な用途に使わせていただきたいと思います。
お忙しいところ突然お邪魔したにもかかわらず、快く案内・解説していただいたダチョウさんにも、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
また、遊び…見学にうかがわせていただきます❗
えっ…?
と、ということで、今回はダチョウ牧場見学レポートでした❗
お疲れ様でした❗
当記事でご覧になり、美里オーストリッチファーム様にご興味をお持ちになりましたら、ぜひ、公式サイトもご覧ください。
※本記事に使用している写真は美里オーストリッチファーム様より許可を得て、撮影、またはお借りしています。著作権者の許可なく使用することはご遠慮ください。
コメント