セッジちゃん、今日もまた何か作ってはるの?
デザイナーではない人でも、気軽にコンテンツ制作ができるデザインアプリ
『Adobe Express』。
このアプリはIllustratorやPhotoshop、After EffectsやPremireProで有名なAdobe社が開発しました。
初めての人でもすぐに使えて、デザインできるので驚かれるコトが多いです。
そのAdobe Expressの次期バージョンがさらに使いやすくなって公開されました!
当ブログオーナー・セッジは以下の機能に注目しました。
- 画像生成AIーAdobe Firefly
- IllustratorやPhotoshopファイルの対応
- 新しくなったアニメーション機能
今回はこの3機能にしぼったAdobe Expressベータの紹介・解説記事となっています!
Adobe Expressは、Adobe Creative Cloud製品群のエッセンスを集め、オールインワン・デザインアプリに進化しようとしています。
ぜひあなたのその目でご確認ください!
新しいAdobe Expressは2023年8月16日にベータ期間を終了し、正式版となりました。
以降、まずはWeb版より旧バージョンから新バージョンに置き換わっています。
今後、モバイル版もリリースされていく予定です。
Adobe Expressアンバサダー&デザイン講師ブロガーのセッジです!
新しいAdobe Express、楽しみやー!
今回は進化に目が離せないAdobe Expressパブリックベータを紹介していきますよー!
Adobe Express 公式サイト
Adobe Express入門特別編:Youtube
当記事はほぼ同一内容のYoutube版を記事化したモノです。
ぜひYoutube版もご覧ください!!
画像生成AIーAdobe Firefly
最初に画像生成AI、Adobe FireFlyをご紹介します!
おー!画像生成AI!……ってなんやの?
画像生成AIとは簡単にいうと「画像イメージを作り出せる人工知能」です。
単語や文章を入力すると、AIがそれを読み取って画像イメージを作り出してくれるのです。
そしてAdobe社が開発した画像生成AIがAdobe Fireflyです。
Adobe
FireflyはまずはWeb版から公開され、つづいてPhotoshop
Beta版に搭載され、多くの人の度肝を抜きました。
IllustratorやPhotoshopファイルの対応
ボクはIllustratorをよく使うので、Illustratorのファイルで説明します!
これもついに、という感じですが、
新しいAdobe
Expressでは、Adobeのフラッグシップアプリケーション、
IllustratorやPhotoshopファイルに対応しました。
「自分のコンテンツから作成」ボタンを押し、読み込みたいファイルを選択します。
(変換に少し時間がかかりますが)ほぼそれぞれのアプリでの見た目のまま、Adobe Expressのファイルに変換されます。
IllustratorやPhotoshopのレイヤーもAdobe Expressのレイヤーに変換されます。
形を変えたり描きかえたりといった大きな変更はできませんが、ダブルトーン機能などをつかって色を変えるなど、小さな変更であればAdobe Express上で可能になっています。
新しくなったアニメーション機能
Adobe Express次期バージョンではアニメーション機能が大幅に強化されています。
現行バージョンのアニメーション機能は、画像またはテキスト、どちらかに対してしかアニメーションをかけるコトができません。
例えば背景が大きくズームしながら、テキストがスライドして画面内に入ってくる、という両方を混在させるような表現はできませんでした。
次期バージョン、パブリックベータではレイヤー単位でアニメーションの設定が可能になっているため、画像とテキストのアニメーションを混在させるコトはもちろん、秒単位(コンマ1秒単位)で、動作設定が可能です。
やろうと思えば、数十個のレイヤーそれぞれをアニメーションさせるコトもできるのです。
1つのアニメーション(他ソフトではコンポジションやシーケンスに相当)を「シーン」と呼びます。このシーンの左または右端をドラッグするとシーンの表示時間を変更できます。
また、「レイヤーの表示時間を調整」スイッチをオンにすれば、シーン内のレイヤー単位で表示時間を変更するコトができるようになっています。
レイヤーにはそれぞれアニメーション効果を追加でき、かつ「開始・ループ・終了」に追加すれば、
たとえば始まりにフェードインやスライドインさせたり、
終わりにフェードアウトやスライドアウトさせたりが可能になりました。
また、Adobe Express現行版では静止画編集と動画編集はそれぞれ独立しており、それぞれをミックスするコトはできなかったのですが、
パブリックベータでは静止画と動画編集は一つに統合されたため、静止画と動画シーンを混在できるようになっています。
進化するオールインワン・デザインアプリ!
今回はセッジが注目したAdobe Expressパブリックベータの以下の3つの機能のご紹介と解説をしました。
- 画像生成AIーAdobe Firefly
- IllustratorやPhotoshopファイルの対応
- 新しくなったアニメーション機能
画像生成AIーAdobe Fireflyは、言葉を入力すれば、自分がほしいイメージを作ってくれます。
Adobe ExpressのプレミアムプランはAdobe Stockの1.9億点の素材が使えます。
それでも自分にぴったりの素材を見つけるのはなかなか難しい時もあります。
そういった時にAdobe Fireflyを活用できれば、とても心強いですね。
Adobe IllustratorやPhotoshopファイルの対応については、ストレートに言えば、これまで出来なかったコトに逆に違和感を覚えていました。
今回、ほぼ同じ見た目でAdobe Expressファイルに変換されるようになったので、さらに世界が広がるコトになるでしょう。
たとえば、Adobe Creative Cloudを契約しているユーザーは、IllustratorやPhotoshopを使って、Adobe Expressでは不可能なテンプレートをデザインし、それを配布できるようになります。
そしてAdobe Expressのユーザーはそのテンプレートを活用できるようになるのです。
Adobe Expressはオールインワンデザインアプリになろうとしていますが、Adobe Creative Cloudとの橋渡しをする役割も持とうとしているのです。
最後に新しくなったアニメーション機能です。
使ってみた感触ではAfter EffectsやPremire
Proの簡易版…といった印象を受けました。
「動画を作ってみたいけれど、After EffectsやPremire Proは難しそう」
という人にマッチする機能になっていると思います。
フェードやスライドなど動作を選んで秒数を決めるだけ、そしてレイヤー単位で動かせるので、静止画として作った画像を動画化するコトができるのです!
「全てをつなぐデザインアプリ」となりそうなAdobe Express。
今後も目が離せません!
ウチもさっそく使ってみるでー!
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